最近、「ポリヴェーガル理論入門」の出版を受けて、SSPを試してみたい、というご希望が増えてきました。多いのは、聴覚過敏を何とかしたい、あるいは周囲の音が気になって集中がそがれるのを何とかしたい、というケースです。
聴覚過敏の例としては、20代の女性で、ショッピングモールやレストランなどへ食事に出かける時、周囲の音が辛いのでヘッドフォンをしていたとのことです。今年の1月(2019年)、カウンセリングを並行しながら SSP、辛さがだいぶ楽になったので、 サウンドソリをホームプログラムで実施。4ヶ月後にはヘッドフォンが必要なくなった、とご家族と共に驚いておいられました。
周囲の音などが気になって相手の話が聞き取れない、という状態については、聴覚情報処理障害 Auditory Processing Disorder, APD と考えるケースが増えています。つい先日テレビのニュースでもこの名称が出てきたので、日本でもだいぶ注目されてきたのでしょう。相手の話は聞こえているのに相手の声や内容、言っていることが聞き取れない、理解できない、と言うのはAPDの軽度の症状です。
色々な周囲の音が気になり会話をしている時相手の話が聞き取れない、あるいは、電話で相手の声が聞き取れないので電話をとることが仕事に含まれている場合配慮をお願いしなければならなかった、という成人の方もまずカウンセングと並行して Safe & Sound Protocol, SSP 、すぐ続けて iLs統合リスニングシステム, iLs Focus System で改善。iLsを聞き始めた1ヶ月くらいで先に触覚過敏が治って喜んでおられました。このリスニングの途中、資格試験でいつもならシーンとしている中で外の音が気になって集中できなかったのに気にならなくなり、集中できた!と言う経過報告がありました。5ヶ月後に転職した時には、採用面接時電話は取らないで済むよう配慮を求めていたものの、環境が変わって自然と電話対応をすることとなり、すんなり電話が受けられた、と報告を受けました。
SSP体験レポートのウエブサイト掲載許可をいただいているので、新しい2件をそのまま掲載します。ちょっと長いのでこちらのリンクからご覧ください。