こんにちは!
発達障害専門カウンセリングルーム、臨床心理士の菅原です。
ひどい暑さで身体が慣れなくて大変ですね。子育てにはお休みがなくて、夏休みなのにゆっくりできないお母さんも多いと思います。お疲れ様です!
この秋、お子さんのコミュニケーションを伸ばすために保護者ができることをセミナーでお伝えする企画です。
「お友達と仲良くしたい様子だけれど、どうしたら良いかわからないようだ」など、人とのコミュニケーションがうまくいかないお子さんを、ご両親がご家庭で支援するためのきっかけとなる基礎知識をお伝えする、zoom利用オンラインのペアレントセミナーとして準備しました。
人と関わるコミュニケーションは、「ソーシャルスキル」と呼ばれ、ロールプレイで教えるプログラムもありますね。大人とならうまく話せる・過ごせるけど、お友達とはなかなか。。というお子さんもよくいらっしゃる気がします。
同年代のお友達との関わりは、待ったなし!そこが難しさでは?
決まったやり取りばかりではなく、その場で目の前の起こっていることや相手の様子によってどう応えるのが良いのか、正解はありません。
「そういう時はこう判断してこう言うのよ」と教えられればできる、ならば困りません。
実際、幼稚園や保育園・小学校などその場で展開していくコミュニケーションの中で臨機応変に色々な出来事や関わりの中で成長していく子供たちに、知識として言い方などを「教える」はなかなか難しいと考えます。
人とのコミュニケーションについて「言い方」を「教える」よりも、相手はなんといっても気持ちのある人間ですから、その表情に気づいたり気持ちを想像したり、前はこんなこと言っていたなあ、と以前の経験から考えたり… お子さんの内側の気づきや育ちを少しずつ伸ばしてあげることが大切ではないでしょうか。
このコミュニケーションを育てる過程で、まだよく外へ見えてきていない、そのお子さんの本来の姿、自分らしさ、後の自己・自我形成につながる部分を育ててあげることになるからです。
また、まだ発話が少ないお子さんであれば、一層、このコミュニケーションの基礎、対人関係発達の基礎となる部分をしっかり育ててあげることが非常に大切です。ことばでのやり取りが起こる前に、数々の複雑な対人関係の基礎をなす発達の過程があるからです。
少しずつ人との関係に目覚め、やり取りをしていこうとしている小さな芽を見逃さず、優しく、柔らかく見守りながら、芽が伸びて二葉になって葉っぱが増えて、そのお子さんらしさが花開いていく。。。そんな過程を見つめることこそが、発達支援であり、実は保護者だからこそできる療育では?
言葉の発達も含め、コミュニケーション・対人関係の発達のプロセスは、療育やセラピーで誰か他の大人が道筋を定めるものではなく、ご家庭で、保護者だからこそ、少しずつ丁寧に見守ってあげられる大事な過程だと当カウンセリングルームは考えています。
いわゆるお子さんの「人とのコミュニケーション」「対人関係発達」を伸ばそうと考えるご家族を、言葉や発達、対人関係の基礎に関する根本的な理解を持って、自信を持って進めていけるよう、応援します。
「家庭で保護者が取り組むからうまくいく療育」の一つの柱です。
その場、相手、相手との関係により、やり取りして気持ちがつながる経験ができるよう、周囲の大人がどう考えてどんなことから工夫してやっていくか、5回に分けて概念説明の上、体験し実践していただけます。
2−3週に1回の月曜日 10:30-11:30の設定です。セミナー後、実際にご家庭でお子さんと試しながら、次の回へと進みます。少人数のセミナーですので、途中ご質問等の時間も取れます(各回定員5名)
【日程と時間】 全て月曜日の午前、月2回のペース 各60分
【参加料】1回 2,000円 5回通してのご参加(初回申込時のお支払い) 9,000円
詳細は下の書類をダウンロードしてご覧ください。