2022年 あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。
PYC 子育てラボ 臨床心理士・公認心理師の菅原です。昨年も多くの巡り合わせをいただき、本当にありがとうございます。
写真の通り、実家岩手県ではマイナス15度以下の日もあり、雪かきをして身体を温かくする日々でした。横浜へ家族と共に帰る新幹線の中で書いております。
このブログでお伝えするポイントは以下の3つです。
1 バイオメディカル治療は効果があります
2006年にアメリカ・テキサス州に対人関係発達支援プログラム・コンサルタントとなる研修、数年に渡るいくつかの段階の中の初期トレーニングを受けに出かけました。その研修には当然ながらアメリカ各州からの参加者がほとんどですが、オーストラリア・シンガポール・スイスなどからの参加者もいて、15年以上経って今に至るまで繋がりが紹介を呼び、個人的にも友人として付き合いが続く仲間もいます。つくづくありがたい巡りあわせ・ネットワークに恵まれたものです。
日本からの参加者は珍しかったためか、内向的で下を向きがちになる日本人の私(笑)に、優しく声をかけてくれる専門家が多かったです。ここから広がる出会いは3つ。何年経ってもあれは大切なご縁だった、とつくづく思います。
① Thinking Mom's Revolution ...アメリカ、子供の自閉症治療にとりくむ父母の会
https://thinkingmomsrevolution.com/about/
一人のコンサルタントが関わっていたことから、乳幼児のワクチンについて当時先進的な啓発活動をしていることを学びました。自閉症を引き起こす原因が、ワクチンに含まれる保存料(水銀)だったり成分(卵白)にあるのではないか、という主張。ワクチンを含む製薬会社との訴訟もあり、環境と自閉症の関係に目を向ける最初のきっかけがこの団体でした。日本ではまだ全く対応ができていないものでした。数年後に厚生省もある程度動き、日本では一部のワクチンがきちんと対応開始していると2021年では確認できています。(→日本で最初にオーソモレキュラー療法?を始めた稲毛マリアクリニックのお知らせにも載っているほど)
製薬会社などの資本力のある自閉症治療を左右している団体の圧力に屈せず、必要な実験や臨床研究を支援したり、実際治療法として有効ではないか、というものに投資し結果を公表し続けています。
最近では、このブログの一番最後に出てくるデトックス detoxification の一つ、イオンクレンズ Ioncleanse by AMD についてもいち早く実験データを出し、効果を報告しています。
② Autism Revolution(2012) 邦題「自閉症革命」の翻訳
MGH, Massachusetts General Hospital (自閉症を含む、精神疾患の診断基準・治療方針 始め、製薬会社も巻き込んで自閉症治療の方向性を左右する起点の一つと考えられる基幹病院)小児精神科医が著者です。2010年には既に、自閉症・発達障害の症状が環境や食べ物との関係=アレルギー症状と直結していること、とすると改善が可能であること、と主張している本です。トレーニング中、ある専門家が「サプリメントで自閉症が治ると思う?」と2006年声をかけてきましたが、その頃には自分が(まだサプリメントの効力に対し)懐疑的であったことを覚えています。
この本で明らかに、自閉症の療育をする前にできることが確実にある、とわかるのですが、翻訳(少なくとも分担分は半年以内に原稿を出しましたが)日本語版の出版まで8年!?が経過し、もどかしい思いでした。
③サウンドセラピーの取り入れ:身体の感覚⇄脳へのフィードバックが整うことの大切さを痛感
「脳はいかに治癒をもたらすか 神経可塑性研究の最前線」(2015)は「脳は奇跡を起こす」に続くノーマン・ドイジのベストセラーです。ここからサウンドセラピーの持つポテンシャル、慢性病の回復は可能だ、可能にする取り組みを自分もやりたい、という思いにとりつかれています。
そして、③のサウンドセラピー、iLs 統合リスニングシステムが効果をあげるための条件として、当然のようにマニュアルに記載しているのは
「加工食品を避ける」
でした。
②から、精製糖が麻薬と同じような働きを脳内で起こすこと、依存性があり、頭がぼーっとする(Brain fog)原因となったり、血糖値の大きな変動のために体がだるくなったり、イライラしやすかったり、など。あるいは、果糖(炭酸飲料・ジュース)も依存性があり、子供が多動となったり、不安が強まる原因ともなる、など
わかっていました。
ごく普通におやつとして学童でも出される食べ物の成分や添加物が、発達や精神の安定にわるさをしているかもしれない、
となると、スーパーで食品ラベルの裏側をじーっと見る時間がとても長くなるのでした。
2 日本の基準はどうなんだろう
例えば、グミ。人工の着色料多いです。アメリカで製造されるグミは、ヨーロッパEU諸国の基準が厳しいので、例えばフランスへ輸出するときは、毒性の高い着色料を使わないのです。ですが、日本に輸出される同じブランドのグミには平気で、赤◯番、青◯番、使ったものを送り出すわけです。日本は規制がないからです。
他にも、国が打ち出す血液検査での正常範囲、例えば鉄、では、これを下回ると病気でしょ、という下限ライン。それを下回らなければ日本の医療機関では異常とは見なされない。だから治療に必要な手立てが講じられることはない。けれど、検査上問題のない数値であっても、貧血他の不調が明らかに症状として現れているのです。
だるくて朝起き出せない、寝ても疲れが取れない...、そういったケースばかりです。さらに、貧血というより体の基本的なエネルギーを生むシステムがうまく稼働していない可能性があり、対策を開始し、今までの治療はなんだったのだろう、という声を、お子さんだけでなくお母さん方から多くいただいています。
例えば自閉症の症状、不安、言葉の遅れ・社会性の問題の原因として(日本でも一部メディアで伝えられているけれど...)農薬をはじめ、添加物や環境から体に影響を与えるものに関する研究や指摘を、政策や情勢のために、まるで存在しなかったかのように日常生活が過ぎていきます。子供たちの症状をよくする方法は、日本の医療制度上投薬のみ、のまま。あっという間に10-20年も過ぎてしまう。
このまま、体調がすぐれないままで、そういう特性だから、で、不調を抱えた子供たちが成人していくなんて、私はいいと思えないのです。
3 そして検査をすればより良いバイオメディカル治療になるのか
遅延型アレルギーの検査をするのに、日本では全てアメリカに送ってデータをもらって◯万円。でもその結果はあまり有効な数値ではない、変動するものだったり当てにならない、というのです。それよりも症状にあらわれていることから、推定して、食べ物やサプリで工夫でき、的確に改善していくならば、ずっとその方がいいなあと思うんです。
例えば、慢性的に中耳炎(サウンドセラピーが必要になるケースが多い症例でもあります)を繰り返す場合、乳製品アレルギーがうたがわれる、乳製品を取り除いて症状が緩和するのであれば、おそらく葉酸の抗体がある場合があり、脳の関門から入って行きやすい種類の葉酸が必要...
そんなことも経験上わかっていて、きちんと説明する時間をとってくれる栄養療法の医師・栄養士は今まで日本にはいませんでした。
よくある栄養療法受診時のアドバイスは...
・音読がうまくできない・記憶力が伸びてこない
...オメガ3でもとってみてはどうでしょうか?
いやいや、オメガ3は一般に足りてますから
【2024年1月追記:2022-2023年日本人の赤血球DNA分析でオメガ3が(普通の食生活をしていても)過剰の報告が明らかに出ています】
・除菌しても便秘があまり改善しない
...乳酸菌(合わなくて摂取できなかったものなのに)また入れますか?
(その乳酸菌合った人もいるのは知ってますが)
合わない・効果のないとわかっているのに、また?
もう、診断や病名だからこのままなんだ、
これ以上改善しなくても
仕方がないんじゃないと言われてしまっている?
栄養療法は何年もお金も時間もかかります、とか
遺伝子異常が多いからなかなか治らないのは普通とか
言われておしまい?
病名に対する治療・治療法よりは、むしろ
身体に表れている不調・症状を改善しよう、という考え方に私自身は傾いています。
身体が健康になった時に
更にもっと良くしたいところが残っていたら
例えば
1)心、自分SELF の成長・コミュニケーション
2)学習の準備性:必要な身体と感覚の発達統合
など取り組みたい要素が見えたら
そこは一緒にやります、できます!
ですから、先に身体を良くしませんか?
身体に表れている不調、アレルギーや偏食・お腹の具合の問題に対し
腸、リーキーガットの治療をして下痢や便秘が改善すれば、
あるいは、
体の炎症の原因となっているもの、アレルギー反応に対して
抗炎症など身体の仕組みを応援して改善することができれば
こだわり、同じものへの執着が減り、柔軟に動けるようになったり
社会性が伸びて、友達と一緒に過ごすようになったり
不登校から登校するようになったり
言葉の遅れや吃音が改善したり
イライラしなくなって集中できるようになったり...
それならば、検査はいらないのでは?と思ってしまうのです。
【今日の結論】
検査しなければ治療できない、真面目なお医者さんが日本はとても多いのだと思うのです。日本の医療制度は優れているし、本当に素晴らしいお医者さんがたくさんいます。
でも、
エビデンスが出て間違いない、と日本の保険制度などの基準を定めているお医者さんが認めるまで
目の前のお子さんの症状が改善しない
元気が出てこない
本来の能力・脳力が発揮できていない
そのままでいるのを目の当たりにしながら
何もしないで待つことはとてもできないです。
効果があることがあれば、取り入れて試してみたい
その一心で、今回
・イオンクレンズ(細胞危険信号を弱める、デトックスで有害金属の害を減らしていく)
・バイオメディカル講座(家庭でできることを確認、症状に合わせて必要なサプリだけを的確に処方してもらう、日本はとりあえずサプリがたくさん...)
取り入れてみました。
さて、どんな結果が出てくるでしょう。
とっても楽しみです:)
実は開始2週間で、すでに明らかに違っている、という報告が入ってきています。
弊社のバイオメディカル講座、基礎編は1月に3回
2月から3月で、実践編5回を予定しています。
ぜひ一緒に学びませんか?