SSPとトラウマケア=PYCセルフケア

 無意識の領域でSSPが動いているかもしれない、というのが

覚えておいていただきたいこと、

 

そして、これらのあちこちを結ぶ迷走神経複合体は... 

「安心・安全」のサインを Safe & Sound Protocol™️から受け取って

扁桃体が落ち着いた時、

 

感覚ー感情ー思考や記憶

 

のそれぞれの動きが本来のものとなり

 

・脳と体の連動・つながり・動きが戻る

・左脳と右脳の連携がスムーズになる

・発達・認知・記憶・思考・創造性に関わる神経システムのつながりが増す

 

と考えています。

 

逆に扁桃体が「生存の危機モード」であるために

症状が生じる

=感覚→感情→思考・記憶・前頭前野の動きが抑制されている

=神経システムのつながりが抑制されている

 とみることもできます

 

▶︎成人ケース例動画での説明

 をリンクからご覧ください。

 

お子さんの医療トラウマなど幼少期の経験に関係することについては

SSPとバーストラウマをご覧ください。

SSP-PYCセルフケアをお薦めする理由:SSPはトラウマケアを先へ進めるから

 

ポージェス博士は、当初よりトラウマについてSSPの研究を並行して進めており

生理的データでトラウマのケアを効果的に進めるプロセス、色々なモダリティと連携・サポートしています。

 

理論とトラウマの関係については

基礎的理解のためにまず

 

ポージェス博士のNPO Polyvagal Instituteによるこちらの動画でご覧いただけます。

そのままだと英語字幕しか出ませんので、こちらのページを下方へスクロールして日本語字幕を出す方法もお役立てください。

 

SSPを提供するプロバイダとなるためのトレーニングは

ポージェス博士の他に多くのSSP臨床家が

大切なことをレクチャーしています。

 

SSP並行すべきプログラムとして推薦されるモダリティは

多くの場合、SSPの後に続ける流れが多い中、

 

SSP-PYCセルフケアは

SSPのリスニングで進行するトラウマケア・セルフケアのプロセスを

同時に行う流れです。

 

<特徴>

 SSPを聴きながら、あるいは単にSSPを聴いている期間に

セラピストとのセッション内、安心できる空間で

 

・過去のひっかかりのあった記憶や感情が自然に意識に浮かぶ

・色やイメージを持ちよる

・「今、ここ」の自分を確認

・浮かび上がっているものに一緒に向かい合う

 

 

SEGAN®︎モデルを使いながら多くのケースで取り組んだ結果、SSP-PYCセルフケアが大切な要素を取り入れ、効果を出すことを確認しました。

 

 

サウンドセラピーの開発者・SEGANモデル開発者も

自身と家族のセルフケアの経験や過程を公表しています。

 

1) ロン・ミンソン博士

 

トラウマケア根っことなる報告は ポージェス博士とSSPを開発するに至った

iLs 統合リスニングシステム創始者、ロン・ミンソン博士。

 

お子さんのディスレクシア、うつ治療に同行し

サウンドセラピーを自分も共に経験

 

当時「トラウマ」という言葉で定義されてはいませんが

 

「長年蓄積していた苦痛を解放」

「30年間胃に感じてきた緊張のかたまりも消えた」

 

(pp504-505 「脳はいかに治癒をもたらすか」ノーマン・ドイジ 邦訳は2016

, 原著は2015)

 

睡眠パタンや質、感情表現・集中力が圧倒的に改善した

私が最初に出会った具体例です。

 

もちろん、サウンドセラピーを経験したお子さん自身

セラピー初日から始まる睡眠改善や感情・表情の解放などの変化・効果を重ね、

集中セラピー後は

自傷・自殺企図・重篤なうつ状態は消失、

 

文字・数字の理解・数的理解に問題がなくなり自信を回復、

就職して社会人として自分の才能を開花させています。

 

ミンソン博士はこの経験を経て渡仏、

トマティスの元で10年働きます。

 

帰国して、iLs統合リスニングシステムを創設

 

2019年 SSP Gatheringでミンソン博士にお会いした時

直接、トマティスとiLsの関係を質問してみたところ

 

「だって、僕はトマティスで仕事したんだよ」

 

と笑顔でした

 

《医療トラウマを防ぐために》

上のyoutubeクリップは

Somatic Experiencing Internationalのサイトより。

 

2) SEGAN®︎モデル開発者

 

Ana Do Valleが子供の医療トラウマ治療・防止について

語っています。英語動画です

日本語自動翻訳を表示する方法を利用してご覧ください。

 

Ana Do Valle ・SSP-SEGAN®︎モデル創始者

 

・アメリカ・コロラド州のセラピスト 

 Ana Do Valle, OTR, SEP

(SE創始者 Peter Lavineの助手を長く務める)


 *Antholoposophy 
 *Brain Spotting、EMDR ほか

 *iLs統合リスニングシステム 

 

 を融合したモデル、SEGAN®︎を開発

 

 1000ケース以上のSSP+SEGANでの改善ケース報告
 SSPを聴きながらセラピストと共に行うユニークなセラピー

 です。2022年8月アメリカで商標登録されたとのこと。

 

 2022年10月から、コロナ禍でオンラインだけとなっていたワークショップが

元通りのin-personで再開しています

 

 

PYC子育てラボでは、2020年コロラド州、

Unyte-iLs統合リスニングシステム本部訪問を兼ねて

 

Anaの主宰するワークショップを体験

 

以降、SSP-SEGANモデルにん

呼吸プロファイル研究チームの知見を加え

適用し続け

 

・mTBI

・うつ・引きこもり

・トラウマ・cPTSD

・摂食障害・過食

・聴覚処理障害

 

などに対する驚くような変化のペース・効果を目撃しています


PYCセルフケアをフル体験いただけるよう、シンプルSSP以外のプログラム

 

・SSP1ヶ月サポート

 

・サウンドセラピー8週プログラム

 

・専門家導入サポート

 SSP-SEGAN、PYCセルフケアを体験+ケース例検討

 

 では十分なセッション時間をとっています。

 

 

また、

 

SEGANモデル・PYCセルフケアを、日本でSE, BSP, TREなどのトラウマケアセラピストへ専門家トライアル2021〜2023を通じてご紹介した結果、

 

実際にPYCセルフケアをSSPと共にに取り入れて提供を開始しておられる専門家も複数おられます

 

 

《SSPはトラウマケアとの併用を強く推奨されています》

 

それぞれの専門家向けのマニュアルが発表され、

ワークショップ・トレーニングも頻繁におこなわれています

 

PYC子育てラボでは
SSP-PYCセルフケア

 

A)  感情の成長への変容力をもとにするセラピー(AEDP)
B) iLs統合リスニングシステム<感覚統合
movement+骨導+相互性による統合セラピー: polyvagal theoryの基本

C) 相互調整 co-regulationの基本にRDI, Relationship Development Intervention 実践から取り入れ SELFコミ力©︎プログラムとして追加

D) バイオグラフィ「かざぐるまワーク」©︎

 

   以上を融合した「サウンドセラピー専門家導入サポート」としてご提供

 

 結果、日本でSSPーセルフケアを取り入れた専門家が増えています

 



SE: Somatic Experiencing ソマティックエクスペリエンシング

 SSP-SEマニュアルあり・SE向けワークショップ(Unyte-iLsサイト)あり

 日本人SEPの方で、SEGANモデル取り入れ実践開始

 SEPとの連携、並行SSPケースを複数進行中

 

IFS: Internal Family Systems therapy

 IFSトレーナー/セラピストによるSSPワークショップ(Unyte-iLsサイト)あり

 アメリカ在住のセラピストが日本語でSSP並行セラピー提供開始


TRE: Tension, Stress and Trauma Release therapy

 TREセラピストの方がSSP専門家トライアルを経験

 →連携・協働セラピー提供中


EMDR

 SSP-EMDRマニュアルあり・EMDRセラピスト向けワークショップ(Unyte-iLsサイト)あり

 日本人EMDRーBSPセラピストがSSP取り入れ

 と並行する実践開始

 

・ブレインスポッティングBrain Spotting

 多くのセラピストがSSPを並行して治療。日本でも。

 

FAP療法(日本独自の優れたトラウマケア療法)

 SSPのプロセスと並行してセラピー進行中

 

・クレニオセイクラルセラピー Craniosacral Therapy

・ロルフィング Rolfing®︎

・鍼灸

・ニューロフィードバック

・バイオフィードバック


並行で多くの成果が挙がっています。

かかりつけの主治医・主担当のセラピスト・専門家の皆様とも連携しながら
SSPを提供しています