代表カウンセラー紹介


はじめまして。

PYC子育てラボ、臨床心理士・公認心理士の菅原です。

 

 

写真は私、ポリヴェーガル理論のポージェス博士(SSP, Safe & Sound Protocol 開発者)、子供です。

 

 

 

 

 

このページでは、当ルームの代表カウンセラーである私の経歴や考え方を紹介いたします。

 

自閉症スペクトラム症(長いのでこの記事では「自閉症」と呼びます)あるいは発達障害の診断を受けているお子さんをお持ちの方や、お子さんの自閉傾向に心当たりがあり不安を感じていらっしゃる方で、「行政や病院以外にもお子さんのためになるサポートはないだろうか?」と思われているような場合、当ルームはきっとお役に立てると考えています。

 

カウンセリングやコンサルテーションといったサービスは決まった形がなく、担当者と相談者様との強い信頼関係のもとで取り組むものです。

 

ウマが合わない、方針に納得できないといったケースでは大きな効果を得ることが難しいと思われますので、利用する際には担当者の肩書きだけでなく、人柄や価値観も判断材料に加えるのが望ましいです。

 

ですからこのページを読んで、私のことを少し知っていただき、安心して相談できそうだとご納得されてからご来所いただくことをおすすめします。

 

それでは私の自己紹介をさせていただきますね。

 


私の経歴と資格

菅原 靖子

臨床心理士・公認心理師・セラピスト

PYC子育てラボ 代表

岩手県盛岡市出身

神奈川県横浜市在住

 

私はもともと自閉症のお子さんへの個別サポートの専門家です。

自閉症をはじめとする、発達障害のお子さんのセラピーやご両親のカウンセリング・コンサルテーションを心理職としてメインの仕事にしてきました。

 

セラピールームは横浜・山下公園近くにあり、クライアントは関東にお住まいで自閉傾向や発達特性に凸凹のあるお子さんを持つ保護者が中心です。中には沖縄やタイ、ミャンマー、韓国、イギリスといった遠方からのご相談もあります。

 

また東京都内の発達支援センターや埼玉県の神経科・心療内科でも療育とカウンセリングを受け持った20年余りを経て、この業界でのキャリアは23年になります(2022年現在)。

 

略歴


主な資格・訳書など

<国内>

・臨床心理士

・公認心理師

<所属学会>

・日本心理臨床学会

・日本・神奈川県臨床心理士会


<海外>

・マサチューセッツ州教育者資格スクールガイダンスカウンセラー(K-8)

・iLs 統合リスニングシステム 実践資格

   *iLs Focus System プロバイダ

 **自閉症専門プログラム修了

***Voice-proトレーニング修了

 (受容→表出性言語プログラム)

・Safe & Sound Protocol, SSP 実践資格

・AEDP セラピスト



ダグラス・ジェイコブ,バレント・ウォルシュ,モイラ・マックデイド,シャロン・ピジョン著/松本俊彦監訳/今村扶美,勝又陽太郎,木谷雅彦,赤澤正人,廣川聖子,菅原靖子訳

学校における自傷予防
『自傷のサイン』プログラム実施マニュアル

A5判 110頁 定価(本体2,800円+税) 2010年12月刊


J・L・ウォルター,J・E・ペラー著/遠山宜哉,花屋道子,菅原靖子訳

ブリーフセラピーの再創造
願いを語る個人コンサルテーション

A5判 248頁 定価(本体3,800円+税) 2005年7月刊



「自閉症革命」2019年6月刊 <星和出版ホームページより引用> 

自閉症は、一生涯続く脳の遺伝的障害ではない。自閉症は、からだ全体と環境を含んだネットワークの問題であり、大きく改善する見込みがある──小児科医および脳神経学者としての豊富な経験からそう確信した著者は、これまでにない自閉症への全-身体的アプローチを提唱する。具体的には、食事、微生物、有害物質、ストレスとの付き合い方を見直し、子どもの全身の健康状態を徐々に改善することによって、自閉症はずっとよくなるという。驚くほどの変貌を遂げた子どもたちの実話、そして最新の研究成果を示すことで、本書は従来の見方に変革をもたらし、親や本人、そしてすべての関係者に自閉症の未来への希望を与えてくれる。

マーサ・ハーバート、カレン・ワイントロープ著 白木孝治 監訳

本体価格 2,700 円 + 税


普段の仕事内容

①自閉症・発達障害のセラピーやカウンセリング

 

当ルームでは、自閉症のお子さんや、発達や言葉の遅れがある未就学のお子さんを中心に、セラピーセッションで感覚発達や基礎的な社会性の習得に取り組んでいます。

 

お子さんと対面でのやりとりから得られる情報をもとに、ご両親に対しても家庭で取り組む課題を小さいステップに分け、面談とアプリでのやりとりを通してガイドします。

 

 

ほかに、自閉症・発達障害(ADHD・学習障害)を抱える小中高生、成人のセラピーやカウンセリング、保護者からのご相談を受けています。インターナショナルスクールに通っておられるお子さんやそのご両親に英語でセラピー・カウンセリングを行なっています。

 

 

心療内科では自閉症の患者さんを対象に、10代の不登校のお子さん中心のグループセラピーを立ち上げました。

 

こうしたお仕事を通して、自閉症・発達障害を抱えるお子さんや保護者の方と毎日接しており、相談する側(お子さん・保護者)と相談される側(行政・病院)の事情や事例を熟知しています。

 

 

そのため、教科書通りの画一的なサービスだけではなく、個々のケースにふさわしいオーダーメイドのお手伝いができることが当ルームの特長です。

 

②海外最先端のセラピーの実践

 

私はアメリカでスクールカウンセラーの実務経験があり、資格をとって実施している2つのサポートプログラム(対人関係発達支援・サウンドセラピーのうち Safe and Sound Protocolを含む Unyte-iLs統合リスニングプログラム)もアメリカ発祥です。

 

 

そのため英語圏の専門家コミュニティ(児童精神科医、言語療法士、作業療法士、理学療法士、東洋医学の医師など)に緊密なつながりがあり、日本ではまだ普及していない最先端の自閉症治療に関する研究成果やツールを導入することができます。

 

特に、身体感覚に関係する作業療法や、発達性トラウマの治療について最新情報の入手や研修を重ね、一般的な心理士よりも広い知見を生かして自閉症のケアに取り組んでいます。

 

近年アメリカでは比較的よく知られるようになった 対人関係発達支援法ですが、日本で専門的なトレーニングを受け実践資格を持っているのはわずか10名に満たず、なかなかそれを受ける機会がないのが実情です。

 

 

日本国内でのマニュアルに沿った慣習的な治療オプション以外のサポート方法について、知識と経験を持っているのが私の強みです。

サポートの方針や価値基準

サービスの提供にあたって大切にしていること

 

長いお付き合いにあたって、私が最も大切にしているのは、お子さんの達成目標をご両親からじっくり聞かせていただくプロセスです。

 

年齢にかかわらず、親はお子さんをよその子と比べて「できない」ことに注目しがちで、それが「できる」ようになってほしい!という目標に向かい、焦ってイライラすることが多いです。

 

他の子と同じことができる・できないという物差しを一度忘れて、お子さんに「どんな人間になって欲しいか」という育児本来の目標をゆっくり考えられるよう、お尋ねしながら親自身に気付いてもらうのが私の役目だと思っています。

 

 

 

短絡的に何かを覚えた・できたという表面的な結果を重視するあまり、ご両親がパーっと駆け足で様々なノウハウを得て、先回りしお子さんを急かしてしまうようなケースもよくありますが、療育の専門家としてこれはあまりお勧めできません。

 

 

お子さんのペースに合わせて一緒にゆっくり取り組むことで得られる感覚や感情の共有、「一緒だね」と感じられる心地よさが、お子さんの成長には不可欠だからです。

当ルームがサポートの方針として保護者と共有するのは、

 

  • お子さんが「自分の力でやってみよう」と思える方向を応援する
  • 「自分で考え」「失敗しても」「次がんばろう」と思えるような力をつける

...という、人間の成長として当たり前のことです。

 

しかし、一般的な自閉症の治療では、表面的・短絡的な「結果」だけを求めて訓練することがとても多く、感情がある、自立した人間を育てるという本来の目的を見失ってしまいがちです。

 

この点を見落としていないかどうか、しっかりとご両親と話し合って方針を共有できているとき、お子さんが着実に成長するケースが経験上とても多く、行政や医療機関ではカバーできない役割をカウンセラーとして果たせている、と感じています。

 

たとえ、ことばが話せなくても、ことばにまだできない未分化な感情はあって、いずれ気持ちを通わせることはできます。気持ちを通わせ、誰かと共に感じたり考えたりする経験と記憶が人を育むのです。

 

本来の姿や潜在力が見えない状態のお子さんが、本当はこんな子だったんだ、本当はこんな力があったし、なりたい自分を見つけていけるんだ、とご両親が初めて理解し、感動する瞬間を提供することが私の努めです。

 


これまでの仕事で記憶に残っているケース

 

20歳の男性の事例です。

 

彼は高校を卒業したけれど友達がおらず、バイトや仕事にも就けていませんでした。

何かおかしいのでは...と母親に心療内科へ連れてこられたものの、投薬するでもなくとりあえずデイケア(リハビリ)を勧められたので来てみた...という状況です。

 

 

医師からは高機能自閉症(アスペルガー障害)の診断を受け、同僚のカウンセラーがまともに面談できないとため息を漏らす中、私はデイケアで彼と接する機会を得ました。

 

面接室で顔を合わせた時、彼は長く伸ばした、くせっ毛の先を人差し指でクルクルしたり、あちこち斜め上を見たかと思えばじっと下を見たままだったり、大好きなポケモンのことをぶつぶつ呟いたり、と落ち着きのない様子でした。

 

 

私が「自分では、これからどんな風になりたい?」と尋ねても、私の方に顔を向けようともせず部屋を見回したり、回る椅子でグルングルン動いたり、興味なさそうな様子です。

 

 

それでも、彼は部屋を出て行こうとはしないので、私は頭の中でゆっくり数を数えて待っています。

 

45数えたあたりで、彼は「自立したい」とポソリ呟きました。

 

おお!聞いていないわけじゃなかったんだ! 聞かれたことに対して、一生懸命考えていたんだ!

 

私はまず一歩進んだことを喜ぶとともに、母親との三者面談のことを思い出していました。

 

彼と、彼の母親を交えて三者面談した時は、母親が「早く返事しなさい、待ってるでしょ。ちゃんと考えてるの?」「本当にまったくこの子は...すみませんね、いつも返事ができないんですよ、この子は...」と、母親が急かして勝手に代弁していました。これでは母親の主張しか分かりません。

 

今日のように落ち着いてじっくり待てば、彼は考えながら自分なりの答えを出して返してくれる、「〇〇したい」という意思をちゃんと伝えられるのです。

 

喜びと手応えを感じた私は、デイケアの空間で関わりのチャンスを捉えます。「気づく」「止まって、見て考える」「ゆっくり一緒にやる」などタイミングを図って試みます。「教える」というより彼が気づくチャンスを与える感覚です。ごく当たり前の日常的な生活の中に転がっているチャンスを見出すのは、楽しい仕事でした。

 

言葉以外での意思疎通のチャンスを拾いながら、面接場面ではシンプルに、自立のために何をどうやっていくのか、辛抱強く話し合いを重ねます。周囲の仲間との関係も自然と柔らかいものとなり、いつの間にかデイケアの中で年下の彼はメンバーから可愛がられているような様子。その頃には保護雇用にて就労し、自立の道を歩みはじめていました。デイケア卒業、面談もめでたく終了です。

 

彼との出会いから、私は何かを投げかけたら、ゆっくり呼吸し好奇心を持ってじっくり待つことの大切さを学びました。

 

親にとってはできることが当たり前で、「できない」状態を欠陥として捉え、急かして叱ることや、代弁・代行してしまうケースはとても多いのですが、それが時として本人の成長の芽を摘み、社会生活をかえって困難なものにしてしまうこともあるのです。

 

私はこの点を保護者とじっくり話し合うことを仕事のモットーにしています。 


個人的なエピソード

 

このパートは仕事の内容についてではなく、私の個人的な背景や失敗談を書いています。

私の性格や人となりに興味がある方は読んでみてください。読まなくてもセラピーには影響ありません。

 

 

 

 

心理の専門家になるまで

 

私は岩手県盛岡市出身です。子供の頃はのどかな環境の中で楽しくたくさん外で遊んだ記憶があります。学生時代は東京に出て、賢く優しい友人たちに自分が井の中の蛙であることを嫌というほど思い知らされた後、なんとか公立学校の英語教員として就職。その後、予備校での勤務を経て、あるきっかけでアメリカの大学院へ留学し学生に戻りました。

 

 

教員をしていて、英語をうまく教えることができている自負はありましたし、生徒さんが「分かる」過程を楽しみつつ飛躍していく姿を見るのはとても楽しく、やりがいがありました。

 

その一方で、学校自体に行きたくないという生徒さんに対しできることがない、無表情・無気力になってしまった生徒さんにどう働きかけるのが良いか分からない、と感じる場面がたびたびあり、その対応を学んでみたいと思っていたのです。

 

そしてある時、「シーラという子」というノンフィクションの本を読みました。

これは、虐待によって完全に閉じた自分の世界にいる子どもと、教育者である著者が辛抱強く関わりながら、外の世界に踏み出すまで導く様子を記した本です。

 

心理の勉強をすれば、こうした子どもたちの可能性を広げてあげられるようになる──。私はそのことに感銘を受け、本気で心理学を勉強したいと考え始めたのです。1997-1998年頃のことでした。


カウンセラーとしての修行時代

 

留学し学校を出て心理職としてデビューした後、色々な失敗や挫折も経験しました。

 

カウンセリング中にクライアントさんの勢いにつられ、話を聴き続けるだけで全く質問ができず、専門家として何の役にも立てなかったり、逆にこちらが喋りすぎて相談者さんに怒られたりしたこともあります。

 

経験の浅さが自信のなさにつながり、焦ってしまって冷静に自分と相談者さんの距離感を把握することができていなかったんですね。色々な方に叱られながら経験を積むことで、ようやく自分と相手との呼吸を合わせ、第三者的な視点で状況を客観視することができるようになりました。

 

少しはこの仕事も上手にやれているかな、と思い始めた頃です。今度は1年間カウンセリングを続けた50代の男性との間で、問題解決に向けたカウンセリングは成立しているのに、気持ちが通じ合っていないというケースに直面し、大きなショックを受けます。

 

 

言葉は通じているのに、心が通じ合わない。これは多くの自閉症クライアントさんが抱える生きづらさです。こうした症状にふさわしいケアは一体どんなものなのだろう...。それを苦しみながら模索した結果たどり着いたのが、私が今取り入れている対人関係発達支援法と呼ばれるコミュニケーションに注目した療法だったのです。

父の死と弟の自閉症

 

私が対人関係発達支援法の最終トレーニングを終え、公認コンサルタントの資格が取れたしばらく後のことでした。

 

父が脳梗塞をきっかけに発症していた失語症に加えアルツハイマー型認知症を発症、それが進行し、介護の負担が大きくなったのです。月に何度も横浜と実家の岩手を往復し介護に行くうち、父にある変化が訪れます。

 

それまでは父は言葉が出なくても、「だーれだ!」と私が冗談を言うとニヤッとして、目と目で気持ちが通じていると分かりました。それがある日突然、父の目の色がわからなくなったのです。

 

 

 

感情をなくし「人格の死」とでも言うべき父の姿と、それを見て嘆き悲しむ母の姿の両方を見て、私は人間の認知や感情、コミュニケーションの意味、尊さを改めて痛感しました。

 

そんな折、今度は私の弟がバイク事故を起こして脳挫傷、大腿骨ほか8箇所の複雑骨折で救急搬送されたとの知らせが入ります。

 

一命は取りとめたものの、何度も外科手術を受け半年以上の入院を支える時期が続き、弟が治療を終える前に父は亡くなりました。

 

 

弟は事故の後遺症として軽い身体障害と高次脳機能障害を抱えることとなり、やがて外科的な治療を終えると障害者雇用に向けてリハビリ生活を始めました。

 

リハビリの過程で、担当者から「弟さんは自閉症ですね、これがまた高次脳機能障害と症状がかぶりますね」と告げられました。

 

私は弟のことを「いつまでも精神的に子どものままで残念な人」としてしか見ていなかったのです。なんとか人に迷惑をかけることなく、社会で自立して生活していましたから。ですが、その特徴が自閉症(アスペルガー障害)によるものだった、とその時ハッと悟ったのです。

 

私はすぐ近くに自閉症の身内がいながら、その身内をなんともできないまま他人の治療をしていたのだ...と言う罪悪感と後悔に、しばらく打ちのめされた気分でした。

 

 

 

 

この時期、私の職場の同僚は、父や弟のことで私が急に仕事に穴を開けてしまうことが長く続いても、文句も言わずうまく折り合いをつけて、私の復帰できる日まで何度も何度も力を貸してくれました。また出勤すれば、私の話の聞き役まで務め、常に支えてくれました。

 

精神的に追い詰められていた私は、クライアントさんとの面談で本来の力が出せないのでは?と不安を抱える日もありました。そんな時、それまで面接・治療を共に進めていたクライアントさんが私への信頼を失うことなく積極的に関わってくださったことで、私自身が救われ「しっかりしなきゃ」と思い直し、自信を取り戻すという場面も多々ありました。

 

精神的に落ち込みエネルギーを失いかけても、投げ出すことなく今日まで進んでこられたのは、治療に対する価値観を共有する同僚と、私を信じていてくれるクライアントさんの両方がいつも一緒に歩んできてくれたおかげです。本当に有り難く、あらためて心から感謝する日々です。


この仕事を続ける理由

 

こうして何度も失敗して悔やんだり、自信をなくしたりすることもありましたが、気がつくとこの仕事で相談者さんと向き合って20年以上になります。

 

ここまで続けてこられたのは、月並みな言い方ですが相談者さんのおかげでした。

 

長年コンサルテーションでお付き合いしているクライアントのご両親が「先生と一緒にこうして1ヶ月に1回話しているから、うちの子は時間がかかってもちゃんと良くなり続けているんですよ」とかけてくれた言葉は、私の本当の宝物です。

 

初めて会った頃は中学生だったクライアントさんが、気がつけば成人しています。

 

その間、ご家族のプライベートも含め色々な壁や溝があり、その度にたとえ小さくてもできることを積み重ね、少しずつ成長するのを陰で見てきました。それはまるで、いろんな山も谷も一緒に超えて、長い旅の道のりを共にしているようなものです。

 

 

そうしたご家族から、私とのカウンセリングをもっと続けたい、やめたくないと言われるたび、この上ない感動を覚えると同時に、背負った責任の重さを改めて感じ、身が引き締まる思いです。


自閉症は「原因」を見つけることが改善への一歩

 

自閉症・発達障害は、決して治せない「障害」ではなく、たいてい何か成長の邪魔をしている「原因」があり、それを見つけることで改善することができます。

 

今「できない」部分に目を向けて、それを取り繕うための訓練を施すよりも、お子さん本来の潜在力や指向性を見つけ、一緒に気付きながら成長していく方が、長期的には大きな改善に結びつきやすいのです。

 

 

あなたが今お子さんの発達に関し、出口の見えない不安で苦しい思いを抱えているならば、私は必ずお役に立てると信じています。

 

役所や病院の対応では満足できない、他に何かできることはないか知りたい、そう感じていらっしゃるならば、ぜひ一度お問い合せフォームからご連絡ください。

 

本格的に相談する以外にも、お子さんの状態を見てアドバイスやヒントを差し上げることができますので、お会いすれば何かひとつは新しいきっかけが手に入るはずです。

 

一人で迷ったりクヨクヨしたりを続けていると、あなた自身が疲弊し体調を崩す、それが元で家族がギスギスするなど、負の連鎖が起きるケースもよく見られます。そうなる前に、あなたを支えながら一緒に歩める、かかりつけの専門家をぜひ側に置いてください。

 

どうか一日も早くあなたの心のつかえが取れ、ご家族が共に喜びあえる日々を手に入れられますように。

心から祈っています。

 

PYC子育てラボ代表 

臨床心理士・公認心理師 菅原 靖子

 

このページのまとめ

  • 私は自閉症のお子さんとご両親への個別サポートの専門家です。この道20年のキャリアがあります。
  • 海外の最新の療法を積極的に取り入れ、行政や医療機関の画一的なサービスとは異なる立場から、心の本来の成長を促す方法をご両親と一緒に考えます。
  • 短期的な成果を求めて「訓練」するのではなく、人間として社会で自立するために必要な心のはたらきが育つことを、長期の目標として重視します。